当社の前身である簡易生命保険事業は、「簡易な手続きで、国民の基礎的生活手段を保障する」という社会的使命をもって誕生しました。民営化した現在でも、保険を通して人々の生活を支えるという使命は変わりません。
当社の「いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい。」という経営理念のもとで、社会的使命(パーパス)を果たし、人生100年時代における社会的ニーズに応えることで、社会的課題を解決し、SDGsの実現を目指していくことを、「サステナビリティ方針」として定めています。
これからも、さまざまな事業活動を通じて、サステナビリティ(持続可能性)をめぐる諸課題に取り組んでいきます。
当社では、サステナビリティ推進体制を強化するために、2021年4月から広報部サステナビリティ推進室を設置しており、2024年4月には、サステナビリティ推進部を設置しました。
サステナビリティ推進部担当執行役を委員長とするサステナビリティ委員会において、サステナビリティ戦略の協議や、サステナビリティ実施計画の策定・進捗の報告等を行っており、サステナビリティ委員会での検討・協議の状況は、経営会議に適時報告するとともに、重要なものは経営会議で協議・決定のうえ、取締役会へ報告しています。
社会的使命を果たし、サステナビリティをめぐる諸課題に取り組むため、当社では、5つのマテリアリティ(重要課題)を特定しており、2024年3月に外部環境の変化などをふまえ、見直しを行いました。マテリアリティに沿った取り組みを推進するため、当社ではマテリアリティに対応するサステナビリティ実施計画を策定しており、詳細な取り組みおよびKPIを設定し、推進状況の確認・評価を行っています。進捗状況については、サステナビリティ委員会や経営会議、取締役会に適宜報告を行っています。
2024年度サステナビリティ実施計画では、約40項目にわたる具体的な取り組みおよびKPIを設定しています。
社員一人ひとりがサステナビリティについて、自分ごと化し、自律的な行動につなげるため、サステナビリティをテーマに、少人数グループで意見交換する場(スモールミーティング)を設けています。2023年度は、人権や、当社の経営理念を具体化した「拠り所」などをテーマに開催しました。
サステナビリティやSDGsについての理解を深めるために、役員を対象に外部講師を招いたサステナビリティ研修を定期的に実施しており、2023年度はサステナビリティの最新動向やパーパス経営をテーマに2回実施しました。
インナーコミュニケーション活性化による企業風土改革を目的とした社内施策「かんぽ変革プロジェクト」の1部門にSDGs(サステナビリティ活動)部門を設けています。各拠点が独自に取り組んでいる好取組事例をそれぞれがPRし、全社で共有することで、新たな取り組みの増加につながっています。
当社は、生命保険事業を通じて、全国のお客さまに保険金をお支払いすることで、お客さまの人生をお守りしています。
保険金等の支払金額は業界トップであり、多くのお客さまに保険金をお支払いし、生命保険会社としての社会的使命を確実に果たしています。
全国の郵便局を通じて、養老保険・終身保険を中心とした簡易で分かりやすい商品(簡易・小口)・サービスをお客さまにご提供しています。
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