Vol.21 寒い冬のむくみに最適!
デニムを履きこなす「スッキリ美脚」のつくり方
肌寒い季節になると、ブーツや靴下を脱いだときに「脚のむくみ」を感じませんか?
この症状は、血行の悪さが主な原因と言われています。
冷え性で悩む女性が多いのに加えて、冬は運動不足になりがち。
おまけに寒さで汗も掻きにくいことから、むくみやすい条件がそろっているのです。
この時期、「ピタッとしたデニムを履くのは気が引けてしまう」という方も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、デニムをかっこよく履きこなすためのストレッチをご紹介します。
健康的な「スッキリ美脚」をつくって、冬のおしゃれを満喫しましょう。
「前もも」の張りを解消するストレッチ
脚のなかでも、とくに目立つのが太もも。
とりわけ、表側の太もも「前もも」の筋肉が張りやすい方は、立っているときの姿勢が関係していると言われています。
たとえば、ひざを伸ばして立つ習慣があると、ひざ関節と股関節の位置がかみ合わず、前ももの筋肉に負担がかかります。
また腰が反っていたり、出っ尻だったりする方も、お尻やおなか周りの筋肉が弱っていて、前ももが張りやすいという特徴があるようです。
まずは前ももの張りを解消するストレッチで、太ももをスッキリさせましょう。
寝ながら股関節のゆがみを直す
横向きに寝ながら、前もものストレッチをする方法です。
腰を反ったり、むやみに太ももを伸ばしたりせず、下腹部の筋肉を意識しながら行うと股関節のゆがみも直すことができます。
【ストレッチの手順】
- 左半身を下に横向きに寝ます。
- そのままの体勢で左の太ももを上げ、ひざ下を90度に曲げます。
- 右足のつま先を右手でつかみ、足の裏をおしりへと近づけます。
- 前ももが引っ張られていると感じたら、腰を丸めて腹筋にちからを入れて1分間キープ。
- 終わったら、右半身を下にして左足も同じ手順で行ってください。
寝ながらでっじりを直す
続いて、でっじりを直したい方向けのストレッチです。
お尻やおなかの筋肉を意識しながら、前ももから足の付け根部分を鍛えていきます。
このストレッチによって、骨盤や股関節を元の位置に戻し、でっじりを直すことができます。
【ストレッチの手順】
- 仰向けの状態でなるべく鋭角にひざを立て、左右の足を肩幅くらいの位置に開きます。
- 腕はからだの横で伸ばし、手のひらを床につけます。
- おしりにグッと力を入れて、腹筋(みぞおちあたり)を意識しながら、ゆっくりと腰を上げていきます。
- ひざから肩にかけてまっすぐになり、前ももが伸びていると感じたら、この状態を1分間キープ。
- 終わったら、背中からゆっくり下ろします。
これを2~3セット行います。
「裏もも」の筋肉を引き締めるストレッチ
前もものストレッチをしたら、今度は太ももの裏側(裏もも)を鍛えて筋力のバランスを整えましょう。
裏ももが引き締まると、太ももとおしりの境目もシェイプアップされます。
また、前後のバランスがよくなることで、普段使っている前ももの負担が減り、細くしなやかな脚をつくることができます。
「お辞儀」の動きで太ももの裏側を意識する
では、さっそく「裏もも」を鍛えるストレッチを実践してみましょう。
【ストレッチの手順】
- 肩幅くらいの位置まで両脚を開きます。
- 骨盤をまっすぐに立てる意識で、姿勢を整えます。
- 脚をピンと張らずに、ひざの表裏のちからをゆるめます。
- ゆっくりと前に上体をたおして、90度になったら一旦ストップ。
背中をまっすぐにし、裏ももで支える意識を持ちましょう。 - 上体をゆっくりと起こします。
太ももとおしりの境目、裏ももの筋肉を意識しながら起こしましょう。 - 姿勢をまっすぐに戻したら、同じ動作を繰り返します。
10~15回ほど、無理をしない程度に行ってください。
毎日続けることで着実に「美脚」はつくられる
下半身のむっちり感は、股関節周りのストレッチがもっとも効果を発揮します。
なぜなら、あまり動かさない関節周りは、脂肪がつきやすいという特徴もあるからです。
ストレッチは毎日続けることで、筋肉を引き締めて血行を促進し、着実にあなたの脚をシェイプアップしてくれます。
むやみに前ももばかり鍛えると、ゴツゴツとした筋肉になってしまうこともあるため注意してください。
ご紹介したストレッチを実践して、バランスのよい「スッキリ美脚」を目指しましょう。
2019.12.27 作成