Vol.2 たった3分!
あなたのからだを引き締める「ラジオ体操ダイエット」
1928年からはじまり、国民的な運動として知られるラジオ体操。驚くべきは歴史の長さだけではありません。ラジオ体操にはダイエットにも有効なはたらきがあるのです。
この記事では、シリーズ累計82万部を超えるベストセラーとなった『大人のラジオ体操』の著者で、スポーツドクターの中村格子先生からお話を伺い、どの動きにどんな効果があるのかを解説します。
ラジオ体操を活用して、今よりもっとシェイプアップしましょう。
ラジオ体操の意外な
ダイエット効果とは?
まずはラジオ体操の意外な効果を
見ていきましょう。
400を超える全身の筋肉を使う
ほどよくからだを動かすラジオ体操ですが、「実は筋肉トレーニングやストレッチ効果のある動きがバランスよくとり入れられている」と中村先生は語ります。
ラジオ体操には第1、第2があり、どちらも約3分。リズムに合わせて体操するだけで13種類ずつの運動をしています。手足の筋肉や腹筋、背筋など、400を超えるからだ全体の筋肉をまんべんなく動かすことになるのです。
からだのゆがみを整え、
代謝もあがる
ラジオ体操には、上半身や体幹を鍛える動きが多いのも特徴です。左右均等に行う動作は、からだのゆがみを整える効果があります。また、日常生活では動かすことのない全身の筋肉と関節を動かすことで代謝も上がります。
「代謝が上がることで、からだの余計な脂肪が燃焼されていく」と中村先生。毎日続けることで、着実にからだをシェイプアップできます。
姿勢と呼吸でおなか周りを
引き締める
ラジオ体操をするうえで非常に大切なのが「正しい姿勢」と「呼吸」を意識することです。たっぷりと空気を吸うことで、横隔膜がしっかりと動きます。
「ポイントは基本的にはからだが伸びるときに息を吸い、曲げるときに吐くこと。体が動きやすくなるだけでなく、さらにシェイプアップ効果が上がるはずです」そう中村先生はアドバイスします。
呼吸がしっかりと正しくできていれば、これに合わせて骨盤底筋や腹横筋というおなか周りの筋肉が引き締められ姿勢改善も期待できます。
ラジオ体操の動きでやせたい部分を意識しよう!
さらにラジオ体操の効果を上げたいという方は、少し意識するだけでシェイプアップ効果が高まります。ぜひこちらを実践してみてください。
くびれをつくる動き
ラジオ体操第1-7番目
「からだをねじる運動」
からだの軸を意識して、腕の遠心力に負けないよう上体をしっかり回してください。腹斜筋が鍛えられ、継続することでくびれを生みだします。かかとが床から上がらないように、ひざが動ないようにするのがポイントです。
おなか周りを
引き締める動き
ラジオ体操第1-12番目
「腕を振ってあしを曲げ伸ばす運動」
両足のかかとはつけたまま腕を振り、ひざの曲げ伸ばしをしてください。このとき、おしりにちからを入れるよう意識することで、体幹を鍛えられ、おなか周りを引き締める効果が高まります。
たった3分の
ラジオ体操ダイエット
子どもが学校で行うイメージも強いラジオ体操。しかし、意外にもダイエット効果は高く、大人の女性にも支持されています。
ラジオ体操はたった3分です。どんな時間でも無理なく行うことができます。「やせるきっかけを探していた」という方は、ぜひ今日からラジオ体操を試してみてはいかがでしょうか。
2019.6.9 作成