Vol.19 これで冬の運動不足を解消!
室内で楽しめる親子の運動あそび
寒い季節になると、外で運動しようという気分になれず、家にこもりがちです。
とくに年末年始は、温かい室内でゴロゴロと過ごしてしまい、運動不足になる方がたくさんいます。
そこでおすすめしたいのが、室内でもできる「親子の運動あそび」です。
子どもと楽しみながら、健康的なからだを取り戻しましょう。
冬の運動不足を親子で解消するメリット
親子でからだを動かすメリットは、冬の運動不足を解消する以外に2つあります。
親子のコミュニケーションが取れる
親子で行う運動は、健康的なからだをつくるだけでなく、スキンシップによるコミュニケーションにもつながります。
子どもがどんな動きに興味を示すか、楽しんでいるかなど、心身ともにふれあいながら運動不足を解消することができます。
子どもの行動力が広がる
子どもの反応は素直です。親と一緒に運動をすると、喜んで「できた」「やったー」「面白い」と口にします。
そんなポジティブな思考は、勉強やスポーツ、友だちづくりなど、さまざまな行動力の広がりにも影響します。
すこやかな成長のためにも、親子の運動は役立つのです。
【年齢別】室内でOK! 親子で楽しめる「運動あそび」
どんな場所でも親子で楽しめるのが、「運動あそび」です。
シンプルですが、意外と筋力を使うため、運動不足の方は、適度にシェイプアップすることができます。
ここでは、年齢別に「幼稚園生向け(3~5歳)」「小学生向け(6~12歳)」の2つに分けて、それぞれに適した運動あそびをご紹介します。
幼稚園生向け(3~5歳)
まずは、幼稚園生向けの運動あそびから見てみましょう。
腕曲げがまん(or親子引き)
【腕曲げがまんの動き】
- 親子で向き合って立ちます。
- 子どもはひじを曲げ、グッとちからを入れます。
- 親が子どもの手首をつかみ、ゆっくりと持ち上げます。
- この状態をお互いキープします。
親が子どもを下ろすか、子どもが腕を伸ばしたら負けです。
長座たおし
【長座たおしの動き】
- 親は足を伸ばして座る、長座姿勢になります。
- 子どもは親の背中に立って、肩に両手を置きます。
- 「よーい、スタート」の合図で、子どもは親を後ろにたおすよう引っ張り、親はたおされないよう上体をキープします。
親がたおれるか、子どもがたおせなかったら負けです。
小学生向け(6~12歳)
続いては、小学生向けの運動あそびです。
周囲に危険なものがないか、しっかりと確認してから行うようにしましょう。
両足くぐり・跳び越しくぐり
両足くぐり
【両足くぐりの動き】
- 親は長座姿勢になり、床(お尻の少し後ろあたり)に手を置いて足をそろえます。
- 親が両足を上げてV字になったら、その下を子どもがくぐり抜けます。
- 親が両足を元に戻したら、子どもはその上をジャンプして元の位置に戻ります。
- 2、3を繰り返します。
1分間など時間を決め、何回できるか挑戦してみましょう。
跳び越しくぐり
【跳び越しくぐりの動き】
- 親は長座姿勢になり、床(お尻の少し後ろあたり)に手を置いて足をそろえます。
- 子どもは親の足の上をジャンプして飛び越えます。
- 親が地面から腰を浮かせたら、その下を子どもがくぐり抜けます。
- 2、3を繰り返します。
1分間など時間を決め、何回できるか挑戦してみましょう。
丸太たおし・飛行機
丸太たおし
【丸太たおしの動き】
- 親は敷ふとん(orベッド)の上で足をそろえ、仰向けに寝そべります。
- 親は敷ふとんに両手のひらをつけて、垂直に足を立てます。
- 子どもは親の両足をたおすようにちからを入れ、親は足がたおれないようにキープします。
親がたおれるか、子どもがたおせなかったら負けです。
飛行機
【飛行機の動き】
- 親は敷ふとん(orベッド)の上で足をそろえ、仰向けに寝そべります。
- 親は敷ふとんに両手のひらをつけ、足を垂直に立ててからひざを曲げます。
このとき、子どもは親の足の裏と向き合うように、少し距離を置いて待機します。 - 合図で子どもが走り、親の足首を持って足の裏をおなかにあて、そのまま前方へとジャンプします。
- 親はジャンプのタイミングに合わせて、足を垂直にして子どもを持ち上げます。
どれくらい飛行機の状態をキープできるか、最高記録に挑戦してみましょう。
親子で元気に! 健康なからだで冬を過ごそう
気温が低く乾燥した日々が続くと、風邪を引きやすくなったり、ちょっとしたことでケガにつながったりします。
また、普段から家事や育児で忙しいという方は、なかなかストレスを発散する場がないという現実もあるようです。
そんな方は、子どもとあそびながら運動すれば一石二鳥です。
運動不足を解消しながら、子どもと一緒に気分をリフレッシュすることができます。
まだ寒い時期は続きますが、親子の運動で体力を高めて、健康なからだで冬を過ごしましょう。
2019.12.6 作成