すこやかコラム 第34回
気軽にできる散歩を趣味に! 楽しみ広がる「まちさんぽ」
近頃は働き方を見直し、生活のゆとりを大切にする人が増えてきました。その中で新たな趣味を楽しみたい、と考える人も少なくありません。でも「何かをしたいけれど、何をしていいのかわからない」「あまりお金をかけるのはちょっと・・・」という悩みもあるのではないでしょうか。
そんなときにオススメなのが「散歩」です。散歩は、思い立ったらすぐに始められ、おうち時間の増加による運動不足の解消にもなります。「散歩」には色々な楽しみ方がありますが、特におすすめなのが街中をぶらりと散歩する「まちさんぽ」です。気軽に始められることからテレビなどでも取り上げられ、趣味にする人も増えています。今回はそんな「まちさんぽ」の魅力や楽しみ方をご紹介します!
※新型コロナウイルス感染防止のために必要なことや周囲の人にもご配慮いただいた上で、安全・安心にウォーキングに取り組んでください。
新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について(スポーツ庁)
「まちさんぽ」の魅力とは?
手軽で運動も同時にできる「まちさんぽ」には、専用の道具やルールはありません。「今日から、まちさんぽを趣味にする!」と、思い立ったときにすぐに始められます。歩くことで運動不足の解消にもなり、健康にも効果あり!この他にも「まちさんぽ」には、たくさんの魅力があります。
こんな楽しみ方も!「まちさんぽ」のアイデア6選
魅力がいっぱいの「まちさんぽ」は、ただのんびりと歩くだけでも楽しいですが、ちょっとした要素を加えたり、テーマを設けたりすると、より楽しみが広がります。
こんな「まちさんぽ」はいかが?「まちさんぽ」に取り入れたいアイデアを6つご紹介します。
地図を持たないで近所を歩く「手ぶらまちさんぽ」
“灯台下暗し”という言葉があるように、近所でも普段は曲がらない路地の先にあるものや、建設中の建物や新しいお店など意外に知らないものがあります。地図を頼りにせず、気の向くまま歩いてみましょう。きっと新しい発見があるはず。
使うお金の額を決める
「500円(ワンコイン)まちさんぽ」
500円(ワンコイン)だけ使うと決めて、散歩に出かけましょう。喫茶店でコーヒーを飲んでもよし、花屋さんでお花を買って帰ってもよし。散歩に出ると、ついつい買い物をしすぎてしまう、という方にもオススメです。
街の歴史に触れる「歴史まちさんぽ」
ビルやマンションといった建物ばかりの街でも、近所のお寺や公園、坂、通りなどに「歴史の名残」があるはず。古地図などを開いて街の変遷を辿ってみると新たな発見があるかもしれません。
古地図を持って散歩する楽しみをご紹介した「昔の街並みに意外な発見も!古地図ウォーキングに出かけよう」も合わせてご覧ください。
隣街や知らない街を歩いてみる
「となりまちさんぽ」
電車やバスを使って、隣街や知らない街に足をのばしてみてもGood。初めて歩く街が大好きな街に変わるかもしれません。地図やスマートフォンのマップを開き、場所と方角を確認しながら迷子にならないように歩いてみましょう。
目標の歩数を決めて歩く「歩数まちさんぽ」
歩数計や「すこやかんぽ」アプリを使用して、3,000歩・5,000歩・10,000歩など歩数を決めて歩いてみましょう。「あと何歩以内に駅までつけるか」など、冒険感覚・ゲーム感覚で歩けるかも。寄り道しすぎると決めた歩数をオーバーしてしまうので、「今回はここだけ寄って、次回はあそこに行こう」など、次の「まちさんぽ」に楽しみをとっておくのも素敵です。
※歩数計や「すこやかんぽ」アプリをチェックする際は、大変危険ですので必ず立ち止まって行ってください。
よく道に迷ってしまうという方は
「道沿いまちさんぽ」
よく道に迷ってしまうという方は、河川沿いや通り沿い、線路沿いなどをまっすぐ歩く散歩がおすすめ。
道に沿って進むだけなので、帰りは来た道を引き返せばスタート地点に戻ることが可能。地図を気にする必要がないので、焦らずゆっくり歩くことができます。
編集部員が「まちさんぽ」に行ってきました!
「まちさんぽ」のアイデア6選の中から編集部員がオススメする「まちさんぽ」に行ってみました。実際に歩いてみた感想やオススメするポイントをご紹介します。
編集部Aが「道沿いまちさんぽ」に行ってきました!
歩いた場所 :近所の川沿いにある遊歩道
歩いた時間 :約1時間半
歩いてみた感想は?
いつもは地図を片手にウロウロしてしまうのですが、歩いて来た道を戻ればいいので迷うことなく安心して散歩を満喫することができました。
帰り道を心配せず、歩くことに集中することでストレス発散にもなりました。私にはピッタリの「まちさんぽ」でした。
編集部Eが「500円まちさんぽ」に行ってきました!
歩いた場所 :公園や商店街
歩いた時間 :約2時間
歩いてみた感想は?
500円だけ財布に入れて散歩に行きました。コンビニでコーヒーを買い、公園のベンチでひと休み。たまには公園でこんなふうに休憩するのもいいなと思いました。商店街では残りのお金で何が買えるか考えるのも意外と楽しく、次は「300円まちさんぽ」にトライしてみたいです!
編集部Oが「となりまちさんぽ」に行ってきました!
歩いた場所 :隣町の川沿い
歩いた時間 :約1時間
歩いてみた感想は?
何度か探索したことがある街ですが、今回はこれまで行ったことのない川沿いルートで、歩いてみました。潮の香りや普段とは異なる景色で見えるスカイツリーなど、これまでとはまた違う新鮮な気持ちで散歩を楽しむことが出来て良かったです。道中、初めて知る建物やお店など、小さな発見もあって、そうした楽しみも「まちさんぽ」の魅力の1つかなと思いました!
散歩は誰でも気軽に始められる趣味の一つ。地元を歩けばより愛着がわき、知らない場所を歩けばもっとその街のことが知りたくなるはず。運動不足も解消できるので、健康効果も期待できます。怪我をしないようにしっかりと準備運動を行い、自分のペースで「まちさんぽ」を始めてみませんか?
寒い季節に運動をする時、どんなことに気をつけていますか?「暑い夏に比べたら特に気にすることはない」と思っていたら、要注意です。
冬は寒さの影響で血圧が上がりやすく、心臓の負担が増します。また、筋肉が収縮して柔軟性が低くなるため、筋肉や靭帯などが傷つきやすくなります。そして忘れてはいけないのが水分補給です。空気の乾燥で自分では気が付かない間に水分不足になっている可能性があります。
このように体の負担が大きくなる季節ですが、冬は基礎代謝が上がるためエネルギーを消費しやすいと言われています。冬の運動不足解消のためにも、以下の点に注意しながら運動を行いましょう。
- ● 屋外で運動するときは朝や夜など寒さが厳しい時間帯を避け、昼間の温かい時間を選ぶ
- ● 準備運動をしっかりして、体を温めてから運動をする
- ● 水分補給を忘れずに行う
- ● 運動後に体温が上がることを考え、脱ぎ着しやすい服装を選ぶ
「寒さに強いから大丈夫」などと過信せず、しっかりと対策をして運動をしましょう。
2022年1月公開