すこやかコラム 第1回
たった3分の全身運動!
「ラジオ体操」の健康効果とは!?
「最近、運動不足だし何か始めないと...」でもジム通いやジョギングはなかなか続かないですよね。
そこで、まずは「ラジオ体操」から始めてはいかがですか。「いまさらラジオ体操?」と思われるかもしれませんが、たった3分で全身を動かすことのできる「ラジオ体操」には、いろいろな健康効果があるのです。
今日から始めたくなる!
ラジオ体操の健康効果
ラジオ体操を続けると、実際にどれだけの効果があるのでしょうか?
ラジオ体操を継続的に実践している人(※)を対象に全国規模の調査・研究を行った結果、「体内年齢」、「血管年齢」、「呼吸機能(肺年齢)」、「骨密度」など、健康状態を示す数値が良好であることが明らかになっています。
ラジオ体操を行っている人たちがより健康であることが、科学的にも裏づけられているのです!
詳しくはこちら(PDF/2.48MB)
※ラジオ体操を3年以上、週5日以上実践している55歳以上の男女合計543名に調査
5つの健康効果
- 全身運動による基礎代謝UP・血管年齢の若返り
- 新陳代謝の向上による脂肪燃焼効果・体力年齢の若返り
- 血行促進による首・肩のこり、腰痛の予防・解消
- 屈伸運動や跳躍運動による骨粗鬆症の予防
- 目標を設定することによる活動力の向上
このような健康効果をより高めるための正しい動きや、体の悩みの解消につながるポイントを紹介します!
正しい動きでさらに効果を
高めよう!
ここでは意外と知られていない効果を高める運動のポイントを2つご紹介!
ラジオ体操第1「腕を振って脚を曲げ伸ばす運動」
前半と後半に1回ずつ行うこの動き。ポイントを意識して脚の筋肉をしっかりと刺激しましょう。
動画はこちら ※15秒あたりを参照
<効果>
・血行促進 → 冷え性の改善、むくみ予防・解消
・筋力強化 → 転倒予防 など
はじめの姿勢は、胸の前で腕を交差し、かかとを引き上げた「つま先立ち」からスタート。腕を横に振りながら脚の曲げ伸ばしをします。このときに「つま先立ち」のまま行うのがポイント!腕を振り戻すときに一旦かかとを下ろしたら、すぐにまた上げます。
ラジオ体操第1「腕を回す運動」
動かしやすいやり方で行いがちですが、ポイントを意識することで普段使っていない筋肉までほぐす効果があります。
動画はこちら ※29秒あたりを参照
<効果>
・肩関節の柔軟性UP → 肩こり解消、首の疲れ解消
胸の前で腕を交差させたところから、腕を外側と内側に円を描くように回します。ここではかかとは上げません。肩や腕の力を抜き、遠心力を使って大きく回しましょう。回しやすい方向ではなく、真横、真上を通過するように。
1日3分の「ラジオ体操」を
毎日の習慣にしましょう
このように「ラジオ体操」は、骨や関節、筋肉をまんべんなく動かすことができる全身運動です。運動による全身への刺激は体の機能を高め、体力を増進させる効果が期待できます。
起床後のストレッチやスポーツ前のウォーミングアップにも有効です。何事も継続は力なり。ほんの3分程度でできるので、「運動不足を解消したい」「健康のために運動習慣をつけたい」と考えている方はいますぐ生活習慣にプラスしてはいかがでしょう。
かんぽ生命の前身である逓信省簡易保険局が、1928年に「国民保健体操」という名前で制定したのが「ラジオ体操」の始まり。昨年2018年11月に制定から90周年を迎えました。ラジオ放送を通じて普及したことから「ラジオ体操」と呼ばれるように。
現在のラジオ体操第一が制定されたのは1951年、翌年には職場向けとしてラジオ体操第二も制定されました。1962年からは「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」を実施しており、毎年多くの皆さまに全国よりお越しいただいています。2019年は7月28日(日)に駒沢オリンピック公園総合運動場での開催を予定しています。ぜひお気軽にご参加ください。かんぽ生命はラジオ体操を通じて、いきいきとした健やかな人生を応援しています。
2019年2月公開
出典:
・<図解>ラジオ体操第一-かんぽ生命
・ラジオ体操 みんなのラジオ体操テキストブック(発行元:NPO法人全国ラジオ体操連盟)
・「平成25年度 ラジオ体操の実施効果に関する調査研究」(一般財団法人 簡易保険加入者協会委託調査)