Vol.7 美肌効果アップ!
暑いこの時期、たっぷり
食べたい夏野菜5選
紫外線が気になるこの季節。あなたは、どんなお手入れをしていますか?
美白ケアや保湿、UV対策……お肌をきれいにするとなると、ついつい外側ばかりに目が向きがち。
とはいえ、内側からのケアこそ美肌をつくる基礎になります。
この記事では、美容におすすめの夏野菜5つをご紹介します。 お肌にうるおいを与える食材をたっぷり食べて、快適な夏を過ごしましょう。
美肌に効果的な3つの栄養素
まずは、美肌効果が高いと言われている3つの栄養素をご紹介します。
たんぱく質
たんぱく質は、骨や筋肉、髪や皮膚など、体内のいろいろな細胞をつくるはたらきがあります。疲労回復、ダイエットにも有効とされていて、健康的な生活を送るうえでもっとも大切な栄養素です。
体内にタンパク質が不足すると、「貧血」「免疫力の低下」「むくみ、肌荒れ」「爪や髪のトラブル」を招く恐れがあります。
動物性たんぱく質では、肉類・魚類・牛乳などから、植物性たんぱく質では、大豆・大豆製品(豆腐・納豆など)から摂取することができます。
ビタミンC
ビタミンCは、骨や皮膚の健康をキープしたり、傷を治したりするはたらきをもっています。シミ、そばかすの生成を抑制する効果もあり、美容にはうってつけの栄養素です。
ただし、ビタミンCはたくさん摂取しても体内に吸収されにくい特徴があります。また、不足すると、「免疫力の低下」「シミやくすみ」「肌のたるみ」を引き起こすきっかけにもなります。
普段から、ブロッコリー・レモンなどの柑橘類や海苔などを、こまめに口にするとよいでしょう。
ビタミンA
ビタミンAは、主に動物性食品に含まれている栄養素です。「骨や皮膚、目の健康を保つ」「肝臓機能を正常に保つ」「粘膜を守る」「免疫力を高める」などのはたらきがあります。
とくに女性は、ビタミンAが不足すると「ニキビや肌荒れを起こしやすい」「髪や皮膚にうるおいがなくなる」といった症状がでることもあります。
野菜類では、ニンジン・ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています。気になる方は意識して摂取してみてください。
美肌をつくる旬の夏野菜5選
せっかくなら旬の食材を楽しみながら、お肌をきれいにしたいもの。ここでは、美肌効果が期待できる5つの夏野菜をご紹介します。
ビタミンCが豊富なゴーヤ
沖縄を代表する夏野菜と言えば、ゴーヤではないでしょうか。
注目すべきは、豊富なビタミンC。トマトやきゅうりの5倍以上、フルーツの王様と言われるキウイフルーツよりも多くのビタミンが含まれています。
また、ゴーヤの苦味である「モモルデシン」という成分は、粘膜を保護したり、食欲を増進させたりする効果があります。この時期、夏バテ気味だった方にもおすすめです。
アンチエイジングに効果のあるトマト
トマトも美容に効果的な夏野菜です。ビタミンCやβカロテンなどのミネラル類が豊富で、お肌によい栄養素がたっぷり詰まっています。
とくに注目したいのが、高い抗酸化作用をもつ「リコピン」という成分。リコピンは、お肌のシミやたるみなどの老化現象を抑えるはたらきがあります。
サラダや煮込み料理、スムージーなど、そのバリエーションも豊富です。
トウモロコシで腸も快適に
夏の風物詩とも言えるトウモロコシ。「野菜」というくくりにされがちですが、実際の分類は「穀物」です。
食物繊維が豊富で、お通じを改善するはたらきがあることで知られています。
また、不要な老廃物を排出することで、腸内環境がよくなって肌荒れしにくくなります。
ゆでても、焼いてもおいしい食材です。
体内の脂肪を分解してくれる
きゅうり
やくみ・漬け物・サラダなど、幅広いメニューで楽しめるきゅうり。緑の表皮にはβカロテンが含まれており、髪や粘膜、皮膚の健康をキープしてくれるはたらきがあります。
また、近年の研究で、きゅうりには体内脂肪を分解する「ホスホリパーゼ」が含まれていると報告されています。
美容とダイエットに有効な野菜として、定期的に摂取するとよいでしょう。
ダイエット効果も期待できる
赤パプリカ
お店に並んでいると、おしゃれに見えるパプリカ。黄色やオレンジなどカラフルな色合いのなかで、もっとも多くの栄養素を含んでいるのが赤色のパプリカです。
ビタミンCやβカロテンが豊富で、老化防止や美肌効果にも期待できます。また、からだの代謝を上げる「カプサイシン」も含まれているため、ダイエット食材としてもおすすめです。
夏野菜を食べてからだの内側
から健康に
この時期、暑さで夏バテしてしまう方も少なくありません。 元気がなくなれば食欲もなくなり、最終的には肌トラブルにもつながります。
少しでも「疲れやすい」「ダルい」と感じたら、ご紹介した夏野菜をぜひ口にしてみてください。 美肌効果がアップするだけでなく、きっとからだの内側から健康になることでしょう。
2019.7.26 作成