みんなの健康トークライブ

かんぽ生命みんなの健康トークライブ2015
~美アスリートが教える!心と体の健康管理~

1.基調講演

講師:東京逓信病院 平田恭信 院長

テーマ:知って、学んで、防ごう!生活習慣病

東京逓信病院の平田院長から、多くの方々に身近なテーマである生活習慣病について、スライドを使用しながら分かりやすく講演していただきました。

基調講演の模様

講演の模様

東京逓信病院 平田恭信 院長

東京逓信病院 平田恭信 院長

年齢とともに上昇、日本人の4,300万人が高血圧!

皆さんこんにちは。ただ今ご紹介いただきました東京逓信病院の平田でございます。今日は生活習慣病ということで、特に運動の大切さに焦点を絞ってお話したいと思っております。

生活習慣病は、不適切な生活習慣により進み、生活習慣を変えることによって予防ができる病気、という定義です。かつての成人病は予防ができませんでしたけど、ここが大きな違いです。生活習慣病と言われる病気はたくさんありますが、何といっても頻度が多いのは高血圧、糖尿病、高脂血症です。今日はこの病気についてお話をしたいと思います。不適切な生活習慣の中でも改善したい5大生活習慣は運動不足、食べ過ぎ、塩分の摂り過ぎ、タバコ・お酒、精神的なストレスです。その結果、様々な病気が出てくる可能性があるわけですが、最初に高血圧の話をさせていただきます。

今は上の血圧が140、下の血圧が90、どちらかを超えると高血圧と定義されます。日本人は、なんと4,300万人以上の方が高血圧であると言われています。年齢別に見ると女性も男性も、やはり年齢とともに高血圧の方が増えていきます。例えば60代の方を見てみますと、男性にしても女性にしても過半数の方が高血圧に入ってしまうわけです。そして高血圧の方とそうじゃない方とは明らかに違うことがありますので、病気と言わざるをえない状況があります。

その一つの証拠として脳卒中にしましても心筋梗塞にしましても、血圧が高くなるほど発症率は増えています。なかでも脳卒中の発症には高血圧がものすごく大きな影響を及ぼしているということが分かっています。また、たとえ高血圧の範囲に入っていなくても、それに近い上が136、下が84の方の脳卒中・心筋梗塞の発症率は上が123、下が76の、胸を張って正常血圧だと言える方に比べると、約40%も高くなっています。そういうわけで今は上が120未満、下が80未満、このあたりの血圧が至適血圧、最も望ましい血圧と言われています。

高血圧が最初に負担をかけるのが心臓です。心臓は1日に普通は10万回収縮をしていますが、高血圧の場合、高い圧力に負けないように、より血液を一生懸命送り出そうとします。そのために心臓は多くの酸素、栄養が必要になります。その栄養は心臓の筋肉の外側の冠動脈を経て配られる仕組みになっています。もしこの冠動脈が少し狭くなったり、詰まったりしてしまうと、大変なことになるのは容易に想像ができると思います。

血管の内側にコレステロールなどが溜まって、血管が狭くなると、その先の血管は酸素不足に陥りますので、胸が苦しくなって狭心症の原因となります。そしてこの冠動脈がすっかり塞がってしまい、その先の筋肉の細胞が壊死してしまった状態が心筋梗塞です。そういう病気が疑われますと、私どもは心臓カテーテル検査を行います。その結果、冠動脈に狭いところがありますと、カテーテルの先に特殊な風船がついた器具で膨らませて、狭いところを広げます。最近ではステントという金網のようなものを置いて血液の通りを確保する、という施術が行われています。

高血圧が脳卒中の大きな原因。適度な運動で予防を。

高血圧のもう一つの大きな合併症は脳卒中です。脳卒中は大きく脳梗塞と脳出血に分かれます。脳梗塞というのは血管が詰まってその先に酸素が行かない状態。脳出血は血管が破れて血管の外に血液が漏れている状態です。戦後、結核の治療が確立してから1980年までは、日本人の死因のトップは脳卒中でした。しかもその大半が脳出血で、脳梗塞は僅かでした。それが最近は脳梗塞が過半数を占めるようになってきました。その変化の理由の一つは、高血圧の治療法が進歩して脳出血を予防できるようになったことが大きいと思いますが、同時に人があまり歩かなくなったり、脂肪分の高い食事が増えたりしてきたことで、脳梗塞を発症する人が増えているという、日本の社会状況を反映した変化ではないかと思います。

実際に脳梗塞はどのように起こるのでしょうか。人の血管も長い間には、水道管と同じように、水あかのような物が溜まっていきます。健常な方は溜まってきても、その厚さは1ミリ以下ですが、高血圧や糖尿病の方、あるいは高脂血症の方は、それが厚くなってくるというのがわかっています。その部分が剥がれて、血液の塊が脳へ上がっていって血管を閉塞してしまう。それが脳梗塞です。最近では血栓を溶かす薬が進歩しまして、発症後4時間半以内にこの薬を投与する血栓溶解療法という有効な治療法があるので、疑わしい時は直ぐに病院に駆け込むことが大事だと思います。

脳卒中を予防するために一番有効なのが、高血圧を治療する降圧療法です。降圧薬と同時に、薬を使わない非薬物療法も必ず平行して行ってもらいたいと思います。これは先程の生活習慣とも関わりますけれど、食事療法で塩辛いものを控える、太っている方は痩せる、適量な運動をする、お酒を控える、ストレスを減らす、などです。特に運動は重要です。高血圧の方に適した運動は、まず強さとしては息切れしないで少し汗ばむくらいで、きついと感じない程度。量としては1回30分から60分で、1週間の合計は180分くらい。運動の種類としてはやや早目の歩行、手足の伸び縮み、曲げ伸ばし、などが向いています。

運動中の脈拍数で、適切な運動の強さや量を客観的に調べる方法もあります。脈拍数を「138ー年齢÷2」という式で計算する方法です。たとえば60歳の方ですと÷2で30を138から引くと108です。1分間に108くらいの脈拍数となる運動が適正ということになります。もう少し具体的に言いますと、高血圧の方には100キロカロリー消費する運動をおすすめしております。軽い散歩なら30分、早歩きなら25分、自転車こぎやジョギングなら10分、泳ぎなら5分が目安です。

血圧を下げる目標としましては、年齢を問わず上が140未満、下が90未満ですが、糖尿病の患者さんはもっと厳しく、上が130未満、下が80未満を目指すようにしています。血圧を下げることで、調査では脳卒中は38%、コレステロールやタバコなど他の要因が多い虚血性心疾患、すなわち狭心症、心筋梗塞でも16%発症を減らせることが分かっています。

動脈硬化を改善する善玉コレステロールは運動で上がる。

続きまして高脂血症です。LDLコレステロールという悪玉コレステロールは140以上、HDLコレステロールという善玉コレステロールが40以下、あるいは中性脂肪が150以上の方を脂質異常といいます。悪玉コレステロールを下げる薬は開発されているのですが、善玉コレステロールを上げる薬は、まだ私たちは利用できません。現在、善玉コレステロールを上げる有効な方法は唯一、運動だけと言われています。高脂血症の発症の原因として深い関係のある糖尿病の患者は、日本人に非常に増えていまして、予備軍を入れると2,000万人を超えると言われています。糖尿病は血管を侵し、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因になる非常に怖い病気です。また神経障害、腎症、網膜症が糖尿病の3大合併症と言われています。運動や食事療法、あるいは薬で血糖を下げることで、この3大合併症はもちろん、心筋梗塞、脳卒中の発症も減らすことができます。

1日100キロカロリーの運動で、早期の死亡が30%減る。

現在、日本人の平均寿命は女性では86歳を超え、男性でも80歳を超えるようになりました。日本は世界に冠たる長寿国になっている一方で問題もあります。それは平均寿命と健康寿命の差が約10年あることです。健康寿命というのは、日常生活に制限のない、自分のことは自分でできる期間のことです。その差を最近は介護寿命と言う方もいます。政府もいろいろな政策で健康寿命を少なくとも1年は延長させたいと言っております。

最後に最近の論文を2つほど紹介したいと思います。まずひとつは米国の心臓病学会からの「健康的な生活習慣の冠動脈疾患の予防効果」という論文です。27歳から42歳、若い女性88,000人を集めて、生活習慣と虚血性心疾患の発症との関係を20年間、経過を観察しました。健康的な生活習慣というのは次の6項目です。(1)たばこを吸わない、(2)週に2.5時間以上の運動、(3)健康的な食事、(4)正常体重の維持、(5)1日日本酒換算で0.5合以下の飲酒、(6)テレビ視聴は週7時間以内。このうちにいくつ守れているかを調べて、その方が冠動脈疾患を発症したかどうかを分析したところ、6つのうち4つ以上守れた方は発症が非常に少なかった。ところがそれ以下の方はどんどん増加して、1個も守れなかった方は4個以上の方に比べて8倍も虚血性心疾患が発症してしまったという内容です。

もう一つは、これも今年出た「運動不足は肥満より危険」という論文です。欧州の33万人もの方の肥満度と運動量を12年間追跡して運動量と死亡率の関係を調査したものです。運動量を、ほとんどしない人、少しはする人、まあまあする人、かなりする人の4段階に分けて比較したところ、運動をかなりする人の死亡率は、ほとんどしない方と比べて45%も少なかった。多少効果に差があるのですが、太った人でも同じような傾向が見られた。まとめますと、1日100キロカロリーの運動をするだけで、早期の死亡が約30%近く減るということがわかったわけです。先日とある懇親会で聖路加病院の日野原先生にお会いしました。今年で先生は103歳になりましたけれども「君たちは食べ過ぎだ」と言われました。先生は1日に1,300~1,400キロカロリーしか摂らない。それが長生きで元気に働くコツだそうです。最後になりますが、私どもの東京逓信病院は、裏には靖国神社や皇居などがありまして、交通至便なところであります。もし病気でご心配がありましたら気軽に東京逓信病院を訪れてほしいと思います。どうもご清聴ありがとうございました。

2.トークライブ

潮田玲子さん(元バドミントン日本代表)
司会:柴田玲(Tokyo FM パーソナリティ)

バドミントン日本代表としてオリンピックに出場、現在、タレント、キャスターとして活躍される潮田玲子さんをお迎えし、心と体の健康管理について、ご自身の現役時代の経験談や最近の生活ぶりなどを交えながら、楽しく語っていただきました。

トークライブの模様

トークライブの模様

潮田玲子さん(元バドミントン日本代表)

潮田玲子さん(元バドミントン日本代表)

コートサイドが遊び場。母の影響で始めたバドミントン。

司会
続いては元バドミントン日本代表、潮田玲子さんによるトークライブです。それではご登場いただきましょう。皆さん、盛大な拍手でお迎えください。潮田玲子さんです。ようこそおいでくださいました。

潮田さん
よろしくお願いします。

司会
よろしくお願い致します。どんなトップアスリートにも始まりはあるということで、潮田玲子さんに現役時代を振り返っていただいて、その大本のバドミントンを始めたきっかけからまずご紹介ください。

潮田さん
母が地域のママさんバドミントンサークルに入っていたのがきっかけで、3歳くらいの頃から遊び場所は体育館のコートサイドという感じでした。小学校1年生の時に初めて本格的に地域のクラブチームに入ったのが最初です。

司会
これほどまでに続けるとは、その時は思っていましたか?

潮田さん
いやー、全然思っていなかったです。

司会
ほかのスポーツに興味を持ったことはありましたか?

潮田さん
私の場合、それがなかったんですよ。ずっとバドミントンが大好きで。でも実は幼稚園の時からずっとピアノも習っていたんですけど、小学校5年生くらいの時に、ピアノかバドミントンかどっちか一つにしたいなと思って、その時に絶対バドミントン! と、初めて選択をしました。

司会
子ども心にも感じたバドミントンの楽しさとは、どういう部分だったんでしょう?

潮田さん
それが最初、小学校1年生くらいの時は練習がすごく嫌だったんですよ。小学生って放課後遊びたいじゃないですか。学校が終わった放課後、クラブチームに練習に行くという生活がすごく嫌で。でも続けていくうちにチームにお友達がたくさんできたり、試合に出られたりするようになったりしてから、どんどん楽しくなって、3年生くらいの頃には練習もバドミントンも大好きになりました。

司会
幼少時代や現役時代で、潮田さんの性格がわかるようなエピソードがあれば教えていただけますか?

潮田さん
小学生の頃、お母さんに「もうやめたい」と言ったことがあったんですよ。「お腹が痛い」って嘘をついて練習を休んだりもしたんですけれど、その時、お母さんは「やめたいならやめればいいじゃない」くらいの感じだったんですよ。でも私としては「そんな簡単にやめられるわけないじゃん」みたいのもありまして、やめませんでした。18歳で高校を卒業してサンヨー電機に入社した当時も同じようなことがあったんですね。母親に「もう辛すぎる。やめたいんだけど」と言った時に「別にムリしてやることじゃないし、やめたいんだったらやめれば」と言われたんですよ。私としては「頑張って続けなさい」と言ってもらえると、どこかで期待していたのに、そう言われて「くそー!」と思って「そんな簡単にやめられないよ!」とやめませんでした。今思えば母が私の負けず嫌いな性格をわかっていて、「きっと玲子、やめないだろうな」と思って、わざと「やめれば」って言ったんだと思います。

トークライブの模様

トークライブの模様

司会
そういう負けず嫌いな性格は現役時代にプラスに働いていたんでしょうか?

潮田さん
もちろんバドミントンのことはすごく大好きですけれど「やっぱり嫌だな」「もう逃げ出したいな」とバドミントンが嫌いになることも、正直ありました。大好きだったはずのバドミントンに向き合えなくなったり、辛かったりしたことも。でも私はどこかで「今逃げ出してしまうと、絶対あとから後悔する。逃げ出すことが自分自身に負けたことになる」と思って続けてきました。やっぱり負けず嫌いな性格も、6歳から29歳までの23年間、バドミントンの競技生活を続けていく糧になっていましたね。

バランスの良い食生活と体調管理が「美」をつくる。

司会
23年間、長いですよね。いよいよ具体的に「心と体の健康管理」のテーマに移っていきたいと思います。国内外様々な場所で試合を重ねる生活は、私たちの想像を超えると思うのですが、体調やモチベーションを維持するために具体的にしていた方法を教えて下さい。

潮田さん
アスリートにとって体調管理もひとつの仕事です。1年365日の200日前後は遠征や合宿で拘束されますし、その中で体調を常にベストに保たなくてはいけない。まずはバランスの良い食生活と規則正しい生活リズム、飛行機に乗るときの乾燥対策は大事です。そしてどの国でも、うがいと手洗いは徹底してやっていました。乾燥から風邪をひいてしまったりするので、喉は大事だと思います。いろんな国を転戦してホテルに泊まる際には、バスタブにお湯を張って、扉を開けたままにして、部屋が乾燥しないようにして寝ていました。バスタブがない時にはベッドの周りにビチョビチョのタオルを吊るしたり、場合によってはコップで床に水をまいたりとか、とにかく乾燥対策は心がけていました。

司会
現役時代、バドミントンをしない日というのはありましたか?

潮田さん
もちろんオフの日はあるんですけれど、やっぱり1日オフになっても、その次の日にまた練習があるので、夕方くらいになると、もう明日練習があるから早く寝ようとか、あまり無茶しないようにゆっくり身体を休めようとか、次の日のことを考えてしまうので、完全にバドミントンを忘れて休めるという日はなかったですね。

司会
そして「美」にまつわる内容も伺っていきたいのですが、潮田さんには現役時代にはプレイされている時のいきいきとした美しさ、現役引退されてからも内面から光る美しさを感じるのですが、美しさをキープするためにやっている方法はありますか?

潮田さん
常に前向きにいきいきと毎日の生活を過ごしている人って、すごくきれいだなって思います。あと笑顔が素敵な人というのも、私はすごく魅力的に感じます。私自身が心がけているのは、とにかくバランスの良い生活リズムと食生活。そして何より気持ちの中でストレスを溜めないこと。これが一番大事だと思っています。毎日を楽しく過ごすというのは自分次第だと思うんですよ。そのために、いかに心地いい空間を作れるかというのはすごく大事だと思っています。私は好奇心がすごく旺盛なので、習い事とかもいろんなことに挑戦したい。それが自分の刺激になるし、生活の中に少しでも自分の好きな趣味などを取り入れていくことが、内面の美しさにもつながっていくんじゃないかなと感じています。

司会
今の趣味というと何ですか?

潮田さん
以前の競技生活の頃は休みがなかったので、趣味もありませんでした。海外での息抜きはお風呂の中で本を読むくらい。でも引退をして、結婚もして、とにかくいろんなことをやりたいなと思うようになってきて、すぐに料理教室に通ったり、英会話に通ったり、ヨガやジムに通ったり、ゴルフを始めたり、とにかく今まで興味のあったことを全部やってみようと思いました。現役の時は、なかなか家族と過ごす時間もなかったのですけど、今は近くに住んでいるのもあり、両親とよく会ったりしていて、そういう時間も大切にしたいもののひとつですね。

旬の野菜、そして大豆の資格で「美」を手に入れる。

司会
料理といえば、潮田さんのプロフィールで気になるのが「ジュニア野菜ソムリエ」「ソイフードマイスター」という資格です。この2つの資格を取ろうと思ったきっかけは?

潮田さん
バドミントンを引退した後に「私って何もない!」と思っちゃったんですね。なんか純粋に資格が欲しいと思ったんです。結婚して料理をする機会も多くなったし、主人が現役のアスリートということもあり、自分の食事を食べてもらうのに、カラダが資本のアスリートに中途半端なものは出せない、と思うようになったんですね。それが彼のコンディションの維持、いわば仕事に直結するものだと思ったときに、もっと知識を持たなきゃと考えました。旬の野菜を摂り入れると体にいいといいますが、今どの野菜が旬か、その野菜をどうやって摂り入れると、一番効率よくカラダに栄養が回るのか、そういう知識を知りたいなと思うようになり、ネットで調べたらジュニア野菜ソムリエという資格があることを知り、勉強するようになりました。

司会
ソイフードマイスターというのはどういう資格ですか?

潮田さん
ソイフード=大豆なんですけど、これは女性の方に本当におすすめしたいんです! 大豆のイソフラボンは体にいいんですけど、女性ホルモンが分泌されやすくなるなど、特に女性の美しさに直結する成分が沢山入っているんです。男性にも毛髪が薄くなるのを予防する働きがあると言われていて、すごく面白いんです。本当に「たかが大豆、されど大豆」なんですよ。私は大豆にものすごく魅了されてしまって。そういう大豆の良さや野菜の良さというのを自分から発信したいと思って、このようなマニアックな資格を取りました。

実は私、引退をしてから1年間、運動ゼロだったんですよ。トレーニングも絶対に嫌だったし、 1年間本当になにもしないまま過ぎていたんです。でもやはり1年経つと風邪をひきやすくなったり、不調を感じたり、体重は落ちたんですけど体の締りがなくなってきたり、そういうのを感じるようになって、自然とまた運動したいなと思うようになりました。それからジムに通ったりプールで泳いだりして、今一番、自分にフィットすると感じているのがヨガです。深い呼吸をすることによって、精神的にも落ち着いたり、ストレッチをすることによって、体が気持ちよかったり。改めて運動することっていいなと思うようになりました。でもストイックな運動はもうできません。

司会
体を動かすといいますと、このあと皆さんで一緒に体を動かす時間を設けています。一般の方にはラジオ体操が認知されていると思います。ラジオ体操は約80年以上の歴史を持つ体操で、かんぽ生命保険の前身である逓信省簡易保険局が、昭和3年に国民保健体操として制定したのが始まりで、NHKのラジオ放送で広く普及しました。いまでもラジオ体操は地域とか小学校で実施されていまして、かんぽ生命保険では全国の小学生を対象としたラジオ体操コンクールというのも行っています。小学校の頃、ラジオ体操の思い出はありますか?

潮田さん
私、本当に朝起きられなかったんです。夏休みだと朝6時半くらいから始まるじゃないですか。当時、私はちょっと変わった小学生で、『ビバリーヒルズ青春白書』っていうドラマ、皆さんご存じですか? 夏休みの間、夜11時くらいから放送していて、毎日見たくて、見ていると寝るのが遅くなってしまって、朝が全然起きられなくて。毎朝お母さんに「早く起きて行きなさい!」って言われていたんですけど、起きられなくて、いつもカードには4つくらいしかスタンプがなかった。あまりいい思い出はないんですけど、でもよく覚えていますよ、ラジオ体操は。

司会
最後にご来場の皆さんへ、潮田さんのようにいきいきとした毎日を送るために、何かアドバイスやメッセージはありますか?

潮田さん
毎日を楽しく、とにかく自分が少しでも居心地のよい空間を作るということと、いつもポジティブに発想を転換していくことが大事だと思います。もちろん嫌なこともありますし、毎日きついな、しんどいなと思うことはありますけど、そこでいかに自分が楽しく過ごせるように工夫していくかが大事なことだと思います。バランスの良い食生活とバランスのいい睡眠、自分が心地よい空間と前向きな気持ちで、毎日いきいきと過ごしていってほしいなと思います。

司会
そして大豆と。

潮田さん
大豆は本当にいいんですよ、皆さん! 健康的な毎日を過ごしてください。

司会
この後も実はさらにミニトークショーの時間を設けていまして、後ほどまた潮田さんには登場いただきますが、一旦ご降壇いただきます。潮田玲子さん、ありがとうございました。

3.みんなの体操

実演:小野梨沙さん

NHKテレビ・ラジオ体操に出演されていた小野梨沙さんが「みんなの体操」を実演。会場の皆さんとともに楽しく身体を動かしました。

体操の模様

体操の模様

体操指導の小野梨沙さん

体操指導の小野梨沙さん

「みんなの体操」は、座ったままでもできる簡単な体操。「ユニバーサルデザイン」という考え方のもと、年齢・性別・障がいの有無を問わずに全ての方々が楽しく安心してできる体操として平成11年に考案されました。かんぽ生命はNHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟と共同で、ラジオ体操と合わせて普及推進に取り組んでいます。おなじみの「ラジオ体操」は昭和3年、昭和天皇即位記念に当時の逓信省簡易保険局が制定した、いつでも、どこでも、だれでも、道具なしでできる体操です。かんぽ生命のホームページでは、「ラジオ体操第一、第二」及び「みんなの体操」を動画で紹介しています。ご一緒に身体を動かしてみませんか?

ラジオ体操動画映像:ラジオ体操第一、第二、みんなの体操を動画で紹介します。

4.ミニトークショー

潮田玲子さん(元バドミントン日本代表)
司会:柴田玲(Tokyo FM パーソナリティ)

ミニトークショーの模様

ミニトークショーの模様

生まれ変わったら、団体スポーツも経験してみたい!

司会
それでは皆さん、盛大な拍手でお迎えください。潮田玲子さんです。

潮田さん
よろしくお願いします。

司会
では最初の質問は○×コーナーです。単刀直入に○か×か、でお答えいただいてお話を伺っていきますのでよろしくお願いします。では、最初の質問です。子どもの頃にタイムスリップできるとしたら、もう一度バドミントンの選手を目指す。○か×か。

潮田さん
うーん、×かな。

司会
迷った末での×。理由を伺ってもいいですか?

潮田さん
もちろんバドミントンに関わってきた人生はよかったなと思うんですけど、私はものすごく好奇心が旺盛で、バドミントンをやってなかったらどんな人生だったんだろう? と考えることもすごくたくさんあります。人生って1度きりだと思うので、もう一度やり直すことができたら、やはり違うことにトライしてみたいという自分もいます。それは違う競技かもしれないし、まったく違う領域かもしれないし、ここは迷ったんですけど、×でお願いします。

ミニトークショーの模様

ミニトークショーの模様

司会
バドミントンをやりきったという気持ちがあるからでは?

潮田さん
そうですね、それはやっぱりあると思います。

司会
今、考えられるとしたら、どんな違う人生なんだと思いますか?

潮田さん
元々私の家系は美容師の家系でして、おばあちゃんとか、お母さんは女3人姉妹なんですけど、お母さん以外の2人は福岡で美容師をやっています。子供の時にバドミントンやってなかったら、私は美容師になるんだろうなと思っていた時期もありました。あとは、今まで個人スポーツだったので、団体スポーツとかもやってみたいという思いはあります。

司会
個人スポーツと団体スポーツ、マインドとか全然違いますか。

潮田さん
団体スポーツってみんなで喜びを分かちあったり、一緒に勝ち取ったりするものがあるじゃないですか。主人がサッカー選手なので、よく試合を観に行ったりするんですけど、そこでも団体競技と個人競技は違うなと感じたりします。主人に「団体スポーツってどういう気持なの?」とか、よく聞くんですよ。そうすると「スタジアムでみんなで戦うというのは、すごく気持ちいいよ」と。それって私たちには絶対に経験できないことなので、羨ましいなって思います。絶対無理なんですけど、私もそのピッチに一回だけでも立ちたいと思ったりします。

司会
では2つ目の質問です。好奇心旺盛とおっしゃっていたのですが、最近も新しい資格を目指している。○か×か。

潮田さん
これは、△がほしい! まだ全然手を付けていないんですけど、ちょっと興味がある資格はあります。ジュニア・アスリートフードマイスターという、結構いろんなアスリートの奥さまが取っている資格です。

司会
食べることは基本であり楽しみでもあるから、資格を取りつつ、普段の生活も楽しくなっていくのがいいですよね。では次の質問です。実は人前でしゃべるのは苦手。○か×か。

潮田さん
○。こんなペラペラ喋ってて、実は苦手なんですよって言ったらおかしいですよね。

司会
小さい頃から割と人前でしゃべるのは好きでしたか?

潮田さん
私、実は小学校6年生の時に児童会長をやってたんですよ。もしかしたら小さい頃からしゃべるのが好きだったのかもしれませんね。

司会
今はしゃべることがお仕事になってきていますが、どうですか?

潮田さん
こうやって聞いて下さる皆さんがいらっしゃるので、私は初めて喋れるようになると思います。やっぱり自分が何のために競技をやってきたか、自分が長い間やってきた中で、どんなことを感じて学んできたか。それを伝えるというのも、今は大事なことだと思っています。それは皆さんに対してもそうですし、子どもたちに対してもそうですし、自分のひとつの役割なのかなと思っています。競技生活を辞めた時に初めて、自分が伝える立場になりたいなと思えたので、今こういうお仕事をしています。

世界のトップに立った日本のバドミントン界に注目!

司会
バドミントンの世界を盛り上げていくことも潮田さんの重要な仕事だと思うんですけど、最近注目している選手、近々私たちが楽しめるような大会があれば教えて下さい。

潮田さん
去年、トマスカップ・ユーバーカップという世界大会の団体戦が開催されましたが、そこで男子は優勝、女子も銀メダル獲得しました。ついに世界のトップに立ったと感じられるくらい、最近の日本のバドミントンは頑張っています。近くでは5月にスディルマンカップという男女混合の団体戦の世界大会が開催されます。女子シングルス、男子シングルス、女子ダブルス、男子ダブルス、ミックスダブルスの5種目で団体戦をして、3種目勝ったら勝ちという大会です。今年はTBSのBSで放送されるようなので、ライブでぜひ注目していただきたいです。9月にはヨネックスオープンジャパンという、日本で一番大きな国際大会が東京体育館で開催されるので、それもぜひ見ていただきたい。そういった大会で活躍した選手たちが、来年のリオ・オリンピックでも活躍してくれると思うので、それを楽しみに見てもらえたらなと思います。

司会
これを知っていたら、よりバドミントンが楽しめるというワンポイントがあれば教えて下さい。

潮田さん
やっぱり選手を知っていると、すごく楽しめます。女子シングルスだと山口茜選手ってご存じですか? 17歳の福井県の高校生ですけど、去年全日本のチャンピオンになりました。女子ダブルスでは高橋・松友組という、アジア大会でも銀メダルを獲得したペアが、世界ランキング2位なんですよ。ちょっと前までは1位にもなっていた、リオ・オリンピックのメダル候補です。男子も団体の世界大会で優勝していますし、みんなどの種目も頑張っています。ぜひ注目していただけたらなと思います。

「女子アスリート会」で憧れの先輩と交流。

司会
お気に入りの選手がひとりいるというだけで、その競技が魅力的に見えてきます。潮田さんは競技の垣根を越えてアスリート同士の交流をよくされていると聞きます。

潮田さん
「女子アスリート会」という会がありまして、年に1、2回、みんなで食事をするんですけど、現役の選手からOGの方たちまで、本当にたくさんの方がいらっしゃいます。私の憧れとする陣内貴美子さんですとか、水泳の田中雅美さん、岩崎恭子さん、とにかくありとあらゆる女子アスリートがみんな集まって、競技生活の話をしたり、引退後の話をしたり。やはり同じように戦ってきた仲間ですから、共感できたり尊敬できたりする部分がすごくあって、私はその会が大好きです。

司会
どなたが一番、音頭を取ってくれるんですか?

潮田さん
一番仕切ってくれるのは田中雅美さんですね。雅美さんが幹事というか、みんなに声をかけてくださって。私たちからするとお姉さん的な存在です。私自身、現役の頃からいろんな悩みを聞いてもらったり、アドバイスをしてもらったり、雅美さんに助けられることも多かったです。

司会
結構、突っ込んだ悩みとかも相談しましたか?

潮田さん
オリンピックの前に不安になった時に、どうしたらいいかとか。そういうのは、経験している人にだからこそ聞けるということもあるじゃないですか。陣内貴美子さんにもそうです。私が小学生くらいの時に陣内さんがナショナルチームでオリンピックに出て活躍されていて、その頃から選手としても憧れていましたし、引退後も芸能界で頑張っている姿を見て、陣内さんのようになりたいとずっと思っています。陣内さんとはよくお話をして、いろんなアドバイスをいただいています。憧れると同時に目標となる人で、刺激になっています。

5年後には東京オリンピックが。潮田さんも出る!?

司会
今は潮田さんがそういうお立場になられているわけですが、もう5年後には東京オリンピックです。どういうところに期待していますか?

潮田さん
早いですよね! 東京オリンピックは、出られるものなら出たいと思いました。私も出たい! でも選手としては現実的ではないので...。とにかくオリンピックって特別な場所なんです。アスリートにとってオリンピックは、人生を賭けて、それを目標に頑張ってきたものなのです。だからこそ皆さんの心を掴んだり、私たち自身も感動させてもらったり、本当にドラマがあるんです。そんな素晴らしいオリンピックが東京で開催されるのですから、ぜひ皆さんに見ていただきたいです。真剣に目の前で選手のみんなが頑張っている姿は絶対に有意義だし、刺激をもらえると思いますし、子どもたちにも絶対に目標や憧れになると思います。

司会
現役の選手では語れないことも、潮田さんの立場で伝えられることもあると思いますので、その辺りも期待しています。

潮田さん
そうですね。ありがとうございます。携われるように頑張ります。

司会
まさかのコートに立って出場! なんて。

潮田さん
それは100%ないと思います(笑)。

司会
大変短い時間でしたが、そろそろお時間です。最後に皆さんにメッセージはございますか?

潮田さん
短い時間だったんですけど、すごく楽しかったです。最後までお話を聞いていただいて、本当にありがとうございました。私は元アスリートでもありますし、今は皆さんと同じように普通の生活もしていますし、皆さんと同じように悩んだり苦しんだり、それでも前向きに頑張って生活をしています。皆さんもぜひ、前向きに健康で健やかな毎日を過ごしてもらいたいなと思います。また、機会がありましたら、ぜひお会いしたいと思いますので、よろしくお願い致します。ありがとうございました。

5.お楽しみ抽せん会 ~ 閉会

潮田玲子さんにご協力いただき、お楽しみ抽せん会を行いました。抽せん会の最後には潮田さんが現役時代に使用していたものと同じタイプのバドミントンラケットと潮田さん直筆サイン入りのラケットバッグを、当選者2名の方に潮田さんから直接手渡すというというサプライズで、会場は大きな盛り上がりを見せました。

抽せん会の模様

抽せん会の模様

潮田さんから直接プレゼントしている様子

潮田さんから直接プレゼントしている様子

かんぽ生命では、ラジオ体操の普及推進や「健康づくり」をテーマにしたトークライブの開催などを通じて、皆さまの健康づくりに積極的に貢献したいと考えております。
今後ともかんぽ生命をよろしくお願いいたします。