久留米支店における不適正募集の発生について
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株式会社かんぽ生命保険(東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長 千田哲也、以下「かんぽ生命」)の久留米支店(福岡県)において、以下のとおり、不適正募集が発生いたしました。
グループとして信頼回復に向けて取り組んでいる時期にこのような事案を発生させたことについて、会社として重く受け止め、深くお詫び申し上げます。
これまでの業務改善計画における対応策に加え、新たな対応策を追加で講じ、今後、このような事案が発生しないよう、全力を挙げて再発防止に努めてまいります。
1 事件の概要
2020年8月26日、当該支店の社員は、法人のお客さまから契約のお申し込みをいただく際、被保険者さまの告知書のとりまとめをお願いしている契約者さまに対して通院の事実を告知しないよう教唆(不告知教唆)したもので、本件は法令違反に該当するものです。
現在、当該社員が受理した過去の契約について調査を開始しており、その結果を踏まえて厳正な処分を実施してまいります。
2 発覚の端緒
共同で募集した別の社員が、手続き上問題がなかったのかについて上司に相談したことで発覚したものです。
3 お客さま対応
事件発覚後、お客さまに事情をご説明し、あらためて正しい告知を行っていただき、適正な手続きで契約のお申し込みをいただいております。
4 再発防止策
今回の事案については、当該社員に告知の適正取扱いや告知の重要性に関する認識が欠如していたことが大きな要因と認識しており、次のとおり再発防止策を講じてまいります。
① 社員教育の徹底
これまでも、郵便局およびかんぽ生命支店の全生命保険募集人を対象に、「適正な営業活動ガイドブック」等を活用した「募集品質向上に係る研修」を実施しており、今後も継続して実施いたします。
これに加え、かんぽ生命支店では、9月中旬から10月1日まで、本件事案をテーマとした重点的な研修を実施しております。
② チェック体制の強化によるリスク検知
法人のお客さまから新規契約をお申し込みいただいた際、すべてのご契約について適切な募集が行われていたか架電により確認を実施いたします。(9月14日から実施)
③ 告知にかかる説明場面での牽制
不適正な取扱いに対する牽制策として、お客さまに同意を得たうえで、募集時における社員の説明内容を携帯端末機で録音するとともに、新規契約申込手続きの際は、単独訪問によるお客さま対応を禁止し、複数名での訪問による手続きを必須化することといたします。(9月28日から実施)