すこやかコラム 第54回
秋は痩せやすいってホント!?これから始める冬太り対策
冬太りを防ぐには、秋の過ごし方が大切なことをご存知ですか?暑い夏が終わり、気温が下がる秋以降は、寒さで体温が下がらないように、体はより多くのエネルギーを放出するため、代謝が高まりやすいといわれています。今のうちに運動で基礎代謝を高め、冬太りに備えませんか? 今回は、秋からはじめる冬太り対策をご紹介します!
季節による基礎代謝の違い
基礎代謝とは、呼吸をする、心臓を動かすなど、人が生命を維持するために最低限必要なエネルギーのことです。1日に消費するエネルギーの60~75%程度を占めており、性別、年齢、体格によって個人差があります。
寒い季節になると、代謝が高まるのに、体重が増えてしまう人がいるのは、なぜでしょうか。
その理由としては、次のようなことが考えられています。
気温が下がる前に始めよう!冬太り対策にもウォーキングがおすすめ!
基礎代謝が高まる秋は、運動することでさらに代謝アップが期待できます。基礎代謝は筋肉量に比例します。寒さが本格的になる前に運動をして代謝を高めましょう。
強度が高い運動は
体への負担が大きくなります。
その点、歩く速さや距離を自分で
調節しやすいウォーキングは、
けがの心配や心臓への負担が少なく、
室内外の温度差がある季節でも
比較的体への負担が少ないのが
メリットです。
寒い日は、その場エクササイズをやってみよう
寒い日や雨の日は、室内で行える運動にトライしてみましょう!
以下の手順(①~③)を行った後、③のみを1秒間に1往復の速さで10回を1セットとし、1日3セット行うのが目安です。
以下の手順(①~③)を行った後、②〜③を5〜10回を1セットとし、1日2~3セット行うのが目安です。
必ず意識したい運動時の注意点
水分補給
寒い時期でも運動によって汗をかきます。喉の渇きを感じなくても、こまめに水分を摂りましょう。
自分の体調を優先に
運動を行う際は、自分の体調を確認しながら、無理のない範囲で行いましょう。
ウォーミングアップ
寒い季節は体が硬くなりやすいため、ウォーミングアップを行いましょう。ストレッチや軽い屈伸運動で体をほぐすことは、けがの防止に役立ちます。
食欲を抑えるための3つの生活ポイント
食欲を抑えるためには、セロトニンという脳内物質の分泌を活性化させることが大事です。日常生活で実践できそうなセロトニンの分泌を促す方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
朝起きたら太陽の光を浴びる
朝、起きたらカーテンを開け、窓から差し込む太陽の光を浴びましょう。
脳が朝の光を感じるとセロトニンの分泌が活性化します。
よくかんで食べる
咀嚼(そしゃく)運動により、セロトニンの分泌が活性化します。普段の食事で、ある程度歯ごたえのある硬さの食材を選び、噛むことを意識しながら食べるだけでも、セロトニンの分泌に効果的です。
セロトニンを増やす食材を取り入れる
セロトニンの生成にはその材料となるトリプトファンが必要です。トリプトファンを豊富に含む食品を摂ることで、セロトニンの増加が期待できます。
トリプトファンが多く含まれている食材例
豆、豆腐、チーズ、ヨーグルトなど
細身のブーツや体を締めつけるような服装は、血液の流れを妨げ、体に必要な栄養や酸素が細胞に行きわたりにくくなる原因に。代謝を活発に保つために、過度にきつい服は避けましょう。
秋冬は基礎代謝が高まる季節です。今からウォーキングなどの軽い運動を始め、理想の体重をキープしませんか?
2023年11月公開