すこやかコラム 第49回
朝活がもたらすメリットって?おすすめの過ごし方や続けるコツをご紹介!
毎日、仕事や家事に追われて、やりたいことができない方は多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが、朝の時間の有効活用です。早朝は予定が入りにくく、読書や勉強、趣味などに取り組むにはピッタリの時間です。今回は、朝活のメリットや活用の仕方、続けるコツなどについてご紹介します!
朝活とは?
朝活とは、文字通り「朝に取り組む活動」のことを指します。早朝の時間を利用して、読書や勉強をすることで自分のスキルを磨いたり、ヨガやウォーキングなどで健康に役立つことをする方が多いようです。
知らないと損!?朝活の5大メリット
朝活にはさまざまな良い効果があるといわれていますが、ここでは5つのメリットをご紹介します。
自分の時間を確保できる
早朝は電話やメールが比較的少ないので、集中しやすい時間といえます。家族が起きてくるまでの間は、自分の時間を確保しやすいでしょう。
脳のゴールデンタイムを活用できる
起床後の約3時間は、思考力や集中力が高まる、脳のゴールデンタイムといわれており、語学や資格などの勉強時間として活用すると効果的です。
体調管理に役立つ
毎朝、決まった時間に起きる早起きの習慣は、生活リズムの乱れを防ぎ、体温やホルモン分泌のリズムを整えることにつながります。
前向きな気持ちになれる
起床後、日の光を浴びることで、脳内で働く神経伝達物質の一つである「セロトニン(幸せホルモン)」が分泌されるといわれています。ちなみにセロトニンは精神の安定に深く関わるホルモンです。朝活を習慣にして、前向きな気持ちで一日を過ごしたいですね。
心に余裕が生まれる
ギリギリまで寝ていると、朝の身支度に追われてしまいます。いつもより早く起きることで、心に余裕を持って朝の時間を過ごせるでしょう。
おすすめの朝活5選
ここでは自己啓発や趣味など、おすすめの朝活を5つご紹介します。取り入れられそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。
読書をする
生活音が少ない早朝は、読書をするのにピッタリです。新しい情報や知識を吸収しやすいでしょう。自宅でコーヒーを飲みながら、時にはカフェでくつろぎながら読書するのもおすすめです。
瞑想をする
瞑想には、感情をコントロールする力を養ったり、不安やストレスを解消したりするなどさまざまな効果が期待できます。朝の静かな環境で、瞑想する習慣をぜひ取り入れてみましょう。10分ほどの瞑想で心身をリフレッシュできます。
勉強をする
仕事後の疲れている状態で勉強をしようとしても、効率が悪くやる気が出ないものです。
むしろ、十分に睡眠を取った翌日の朝の方が、頭がスッキリし、集中しやすいかもしれません。
ウォーキングをする
朝の運動は、交感神経を刺激し、基礎代謝を上げる効果が期待できます。特にウォーキングは身体への負担が少なく、気軽に始められるのでおすすめです。無理のない範囲で取り組んでみてはいかがでしょうか。
朝活イベントに参加する
朝活で取り組みたい内容が決まっていない方は、朝活イベントに参加してみるのも良いでしょう。仕事に活かせる知識やアイデアが得られることもあり、朝の時間が充実します。
自分と似た目的や価値観を持った方たちと定期的に会うことで、楽しみながら朝活を続けやすくなるでしょう。
朝活を習慣化しよう!続けるための3つのコツ
朝活のメリットはわかっているものの、中には「早起きが苦手で継続ができる気がしない」と思われた方もいるでしょう。ここで続けるための3つのコツをお伝えします。
●目的をはっきりさせておく
「英語の問題集を1冊やり通す」「この本を読み終える」など、自分が何のために朝活を取り入れたいのかを明確にしておきましょう。
ただし目標が高すぎると、途中で挫折してしまうかもしれません。まずは自分ができそうなことから始めて、地道に継続することが達成のコツです。体調が悪い日は無理に行わず、仕事や体調を考慮してマイペースに継続することを大切にしましょう。
●起床後の行動を決めておく
早起きして朝の時間を有効活用しようと思っても、具体的に何をするか決まっていないと、無駄に時間を過ごしてしまいがちです。朝活を充実させるためには、前日の寝る前までに取り組む内容を決めておきましょう。
- 朝のルーティンの例
朝、カーテンを開けて日の光を浴びる
1杯のコーヒーを入れる
語学の勉強をする
●取り組みを記録する
朝活をどのように過ごしたのか取り組みを記録してみましょう。朝活を思い通りにできたか、できなかったのかを見返すことができ、その週の自分の頑張りを可視化できます。また、苦手な部分も知ることができて、新しい発見にもつながりますよ。
私たちの身体には、時計のように一日のリズムを刻む時計遺伝子というものがあり、「体内時計」と呼ばれているものが備わっています。
体内時計は一日より少し長めの約25時間周期に設定されており、毎日少しずつズレが生じます。体内時計が乱れると体調不良の原因にもなります。
日の光と朝食には、体内時計を毎日リセットして24時間周期に合わせてくれる働きがあります。朝はカーテンを開けて日の光を浴びるとともに、朝食をしっかり摂って体内時計を整えましょう。
寒さが和らぐ春は、朝活にピッタリです。新年度シーズン、早朝から勉強や運動を始めてみてはいかがでしょうか。早起きが苦手な方は、朝活の目的を明確にするとともに、まずはいつも起きている時間よりも10分だけ早く起きてみると良いでしょう。徐々に生活リズムを調整して朝活ライフを楽しんでみてください。
2023年4月公開