すこやかコラム 第3回
栄養満点で見映えもGOOD!!
お出かけにピッタリなお弁当とは?!
フタを開けたら、「うわ~!おいしそう!」とテンションが上がるお弁当。外で食べるとなんであんなにおいしいんでしょうか?
今回は、お出かけにもっていくお弁当に大事な「栄養」「見映え」「食中毒の防止」のポイントを紹介します!
POINT.01 栄養バランスのよいおかず選び
栄養バランスのよいお弁当は、目安として、主食(ご飯など)・主菜(お肉や魚などメインのおかず)・副菜(野菜などのおかず)の配分を3:1:2の割合にするのが理想です。
では、そのバランスを保つために、主菜と副菜にはどんな食材を入れたらよいのでしょう?
タンパク質を豊富に含む肉、魚、卵、豆といった食材を、メインのおかずに取り入れましょう。運動して疲れた体を効率良く回復してくれるだけでなく、筋肉のもととなる食べ物です。から揚げ、卵焼き、ミートボールといった人気のおかずは、栄養面でも主菜にぴったりです。
運動で消耗するビタミンやミネラルの補給のために欠かせないのが野菜。ミニトマト、ブロッコリー、パプリカといった色の濃い野菜は彩りを添えるだけでなく、油と一緒に摂ることで吸収力がアップします。
例:ほうれん草のベーコンソテー、ひじきと豆のマヨネーズ和えなど
太陽の日差しを浴びて運動した後の体はビタミン不足の状態に。デザートには疲労回復効果が期待できるビタミンCを豊富に含むイチゴやキウイフルーツ、オレンジなどを入れましょう。
POINT.02 見映えがアップするために
お弁当の見映えは詰め方や盛り付けでぐんとアップします。ここでは3つのポイントをご紹介します。
おかずは大サイズから先に詰めて、中サイズ、小サイズの順で隙間なく埋めていくと全体のバランスがうまく決まります。弁当箱は大きい四角いタイプを選ぶと、角まで食材を詰められるのでぎっしり詰まったお弁当を演出できます。
見映えの良さを演出するため「立体感」を意識してみましょう。横に寝かせると幅を取ってしまうおかずは思い切って立てて並べたり、高低差をつけたりするとお弁当箱のデッドスペースを有効活用できてバッチリ決まります!
タレがあるおかずを仕切るのに便利なのが紙コップ。お弁当箱のサイズに合わせてカットすれば、詰めやすくて便利です。カラフルなワックスペーパーも味移り防止にもなり、華やかさもアップします。
おでかけ日和で気温が高まる季節こそ注意したいのが食中毒です。ここからは、食中毒を防ぐためのポイントを紹介します。
POINT.03 食中毒を防止するために
気温が高まると食中毒の菌が繁殖しやすくなるため、おかずを調理するときは菌が繁殖しないように「食材にちゃんと火を通す」「水滴がつかないよう温かい食材は冷ます」ことがポイントです。
外出時には直射日光の当たらない日陰や涼しい場所に保管するのが鉄則!
そこで活躍するのが、「保冷バッグ」「保冷剤」「抗菌シート」「除菌シート」の4グッズです。
保冷剤を入れた保冷バッグにお弁当を入れておけば、温度上昇に伴う菌の繁殖を抑えることができます。
殺菌効果のあるわさびやからしの抽出物でコーティングした抗菌シートは、完成したお弁当にかぶせるだけとカンタンなので、運動会やレジャーの必須アイテムと言えます。
お弁当を食べる前に手を拭く除菌シートがあれば、感染リスクを減らせてさらに安心。
保冷剤や除菌シートなら100円均一ショップで手に入ります。
今回紹介したお弁当の栄養バランスや見映えを意識すれば、きっとおでかけにピッタリなお弁当の出来上がり!
気候が暖かくなるこの時期だからこそ、食中毒にも注意しながら、太陽の下でおいしいお弁当を楽しみましょう!
コンビニなどでもよく見かける「三角形」が今は主流。けれど、生まれ育った地域によって、慣れ親しんだおにぎりの形もいろいろあるようです。
「三角形」の発祥は関東地方と言われ、江戸時代に携行しやすい形になったそうです。東北地方によく見られ、中部地方にも分布しているのが「円盤型」。他にも関西地方では「俵型」、九州地方に多いと言われる「丸型」などもあります。
旅行に出かけたときに、各地域のおにぎりを探してみるのも楽しいかもしれませんね。
2019年4月公開