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「かんぽ生命 presents ドリームメーカー2 ~望海風斗、夢への軌跡~」

望海風斗さんが歩んだ夢の輝跡 ~羨望の眼差しの先へ~ 第1回 宝塚音楽学校の受験から音楽学校時代、歌劇団入団、そしてトップスターへ それぞれのステージで描いた夢とは?

小学生の時、はじめて宝塚歌劇の舞台を観て、その瞬間に夢中になったという望海風斗さん。幼い頃からの夢をどう叶え、今、どんな夢を描いているのか、ここでは、そんな望海さんの夢の“輝跡”をご紹介します。

~宝塚音楽学校を受験するまで~
小学生の頃から夢は宝塚歌劇 心強い応援を糧にレッスンに集中

初めて宝塚歌劇を鑑賞したのは、小学生の時。当時、月組のトップスターだった涼風真世さんの退団公演(『グランドホテル』『BROADWAY BOYS』)を観て、「なんて素敵な世界なんだろう」と、一瞬で夢中になりました。その憧れが強くなるとともに、「私も早くあの舞台に立ちたい」と思うようになりました。

中学生の時、もともと習っていたクラシックバレエとピアノに加え、高校進学後は歌のレッスンも始め、夢は宝塚歌劇一筋。でも、受験が近づくにつれて、日増しに厳しくなるレッスンに胸が締め付けられるような焦りを感じ、不合格だった場合に備えて、大学進学も考えておくべきなのかと悩むこともありました。そんな時、当時の高校の先生が、「先のことは後で考えればいい。まずは宝塚歌劇を目指しなさい」と励ましてくださったのです。その言葉に押されて、それからはレッスンに集中することができました。学校や友人、家族の心強い応援があったからこそ、頑張れたと思います。

~宝塚音楽学校時代~
想像以上の厳しさに戸惑いつつも 宝塚歌劇の舞台で夢をあらたに

宝塚音楽学校 ©宝塚歌劇団

宝塚音楽学校
©宝塚歌劇団

音楽学校に入学すると、「あのキラキラとした舞台が、これほど厳しい世界の中で作られていたなんて」と、とにかく想像以上の厳しさに戸惑いました。音楽学校では、さまざまな芸事はもちろん、早朝のお掃除など日々の生活を通じて、舞台人としての礼儀作法を徹底的に教えられます。といっても、基本的に「見て学びなさい」という指導なので、最初はやることなすこと、ただ叱られるばかり。だから、なぜ叱られたのか、まず自分で考えることからはじまるのです。

毎日クタクタでしたが、それでも宝塚歌劇が大好きな私は、先輩方の公演を観ると元気になれました(笑)。たとえば、今でも印象に残っているのは、月組公演の『ガイズ&ドールズ』。ミュージカルの楽曲が素晴らしくて、あの当時は、元気を出したい時によく口ずさんでいましたね。

二年制の音楽学校では、一年たつと、予科生を指導する本科生の立場になります。恐ろしいことに(笑)、叱られていた立場から一転、叱る立場に変わるので、当時は同期同士で間違った指導はしないようにどう指導していくべきか、よく話し合いました。同期が50人いれば、考え方も50通り。時に衝突することもありましたが、そうした衝突を恐れることなく、率直に言い合える関係性を築けたのは、本当によかったと思います。

~新人公演時代~
同期とともに成長してゆく喜び 男役を追求する面白さに目覚めて

毎年、なんとなくその期のカラーというものがあるのですが、私たち89期生は、あまり芸事では突出していなくて(笑)、「これから努力して伸びていく期だよね」という雰囲気がありました。お互いにうまくできなかった時代を知っているからこそ、入団後、そんな同期が舞台で輝いているのを見ると、感動しましたし、よく励まし合いました。ともに切磋琢磨してきた同期には、すべてを語らずとも何を感じているのか、何に悩んでいるのか分かり合える安心感や信頼感もあり、本当にかけがえのない存在です。

新人公演時代は、カッコよさとは何かと悩んだ時期でもありましたね。男役に憧れて宝塚歌劇に入団したはずなのに、自分で演じてみると、どうしてよいかわからず、恥ずかしさが先に立ってしまうんです。それで、カッコつけたいのに、カッコつけられないという奇妙なジレンマに陥りました(笑)。それでも試行錯誤を繰り返していると、少しずつ自分の課題が見えてきます。だんだん上級生の方にも具体的なアドバイスを仰げるようになりますし、みなさんそれぞれの工夫やこだわりも理解できるようになります。入団5年目の頃には、男役を追求していくことが面白くてたまらなくなりました。

2009年『太王四神記』新人公演

2009年『太王四神記』新人公演

2009年『外伝 ベルサイユのばら ―アンドレ編―』新人公演 ©宝塚歌劇団

2009年『外伝 ベルサイユのばら
―アンドレ編―』新人公演
©宝塚歌劇団

~新人公演卒業後~
「憧れ」から「憧れられる」存在へ 多くの夢をお客さまに届けたい

2015年『アル・カポネ』©宝塚歌劇団

2015年『アル・カポネ』
©宝塚歌劇団

学年が上がってくると、「望海風斗」に憧れて入学しましたと言ってくれる生徒さんも入ってきます。ずっと先輩方に憧れて、その背中を追い続けていた私が、いつの間にか憧れを与える存在になっていたのだと思うと、感慨深く、気も引き締まります。

宝塚歌劇は、トップスターを頂点としたピラミッド型をなしていることが重要で、美しいピラミッドを描いている組こそ、安定感のある良い舞台をお見せできると思っています。ですから、雪組に入ってからは、私もトップであるちぎさん(早霧せいなさん)の狙いや意図を理解することを第一に、ほかの組子が同じ方向を向いているか、都度確認するようにしていました。

ちぎさんは、ご自身の出来栄えがよかったから満足ということはなく、お客さまに楽しんでいただくことを何よりも大切にされていました。舞台は生もので、毎回、観にいらっしゃるお客さまも変わります。ですから、この瞬間にどう楽しんでいただこうか、常にアンテナを広く張っていたちぎさんからは、多くのことを学ばせていただきました。

先輩方からの教えを引き継ぎながら、自分の果たすべき役割や責任をしっかり果たし、これからも私自身が愛してやまない宝塚歌劇の夢を、多くのみなさまに届けていきたいと思っています。

2010年『BUND/NEON上海』 ©宝塚歌劇団

2010年『BUND/NEON上海』

2012年『Victorian Jazz』 ©宝塚歌劇団

2012年『Victorian Jazz』

2013年『オーシャンズ11』 ©宝塚歌劇団

2013年『オーシャンズ11』
©宝塚歌劇団

左から、2010年『BUND/NEON上海』/ 2012年『Victorian Jazz』/ 2013年『オーシャンズ11』
©宝塚歌劇団